『矯正歯科治療のためのコルチコトミー』(原題:Orthodontically Driven Corticotomy)が4月28日に出版されました。

世界的なスタンダードになりつつあるAccerated Orthodontics。この現代版の教科書といえる成書を、スピード矯正研究会の10周年記念行事として翻訳出版します。

寄稿者はAccelerated Orthodonticsについて世界のトップランナーである教授陣、臨床家が名を連ねています。

スピード矯正研究会としてこの素晴らしい矯正歯科治療の普及に関わる事ができ、とても光栄です。

日本では寿谷法コルチコトミーの始祖、寿谷先生の著書である『矯正治療への生体力学と生物学の基本原理』(原題:Mechanical and Biological Basics in Orthodontic therapy)以来のコルチコトミー併用矯正についての専門書となります。

寿谷先生の『矯正治療への～』日本語版の出版から15年の歳月を経て、さらに進歩したコルチコトミー併用矯正について学べる1冊です。

 

是非お手に取って頂き、我々スピード矯正研究会と一緒に勉強していきましょう。

第1章　 Corticotomyによって促進される矯正治療：

　　　　 明快な声かそれとも誘惑の言葉か

第２章　 歯槽骨のcorticotomyによって加速化された歯の移動：

　　　　 イヌモデルによるエビデンス

第３章　 Corticotomy併用の矯正治療ー外科的考察

第４章　 歯槽部皮質骨除去の矯正治療への適用

第５章　 Piezocision™ ：低侵襲性スピード矯正の術式

第６章　 矯正医によって治療を強化するティッシュエンジニアリング

第7章　 基底骨の拡大のためのティッシュエンジニアリング、

　　　　 歯周組織のバイオタイプの修正、

　　　　 矯正治療による歯周組織へのダメージリスクの軽減化

第８章　 成人矯正やマルチディシプリナリー・トリートメントを強化する

　　　　 ティッシュエンジニアリング

第９章　 スケルタルアンカレッジとcorticotomyの併用治療の効果

第10章   歯科矯正治療のためのcorticotomyを用いた前歯部オープンバイト治療

Chapter1　矯正治療による組織反応

Chapter2　顎矯正法に適応した骨生理学的原理、臨床評価とインプラント固定

Chapter3　歯牙移動の基本的な生体力学的原則

Chapter4　切歯とTMJ誘導要素間の生体力学的関係と歯列矯正の意義

Chapter5　アクチバトールからファンクショナルレギュレーターへの道のり

Chapter6　下顎成長に関する経年的研究

Chapter7　機能矯正装置による顎外力

Chapter8　“Straight-Wire”の最新情報　Up-date of “Straight-Wire”

Chapter9　最新のバイオプログレッシブフィロソフィー

Chapter10　顎間ゴム：近代矯正学におけるその位置づけ

Chapter11　アーチ内反発磁石による大臼歯の遠心移動

Chapter12　磁場を利用したクラスII／1不正咬合の矯正

Chapter13　歯周病を抱える成人の矯正治療

Chapter14　Corticotomy併用矯正治療

Chapter15　生体力学と外科的矯正治療

Chapter16　今日の矯正歯科―総合的な見通し

1．1990年における矯正学の論点

2．三部作―将来の推測を踏まえた過去と現在の目標の展開

3．1990年の顎関節に関する最新論文についての言及

4．1990年のオーソドンティック・オーソペディックに関する論文の批評

5．1990年の顎顔面部外科と顎関節部外科に関する論文の批評